不思議な出来事


友人Oの葬儀は彼の実家の方で行われ
彼を愛した仲間たちが皆、お通夜から
東京から地元の方へ伺っていたのですが
やはり何人かは、お通夜には
間に合わなかったのです。
さらに、何人かはお通夜の途中で
道に迷っていて遅れて来たのですが
遅れてきた女友達の一人が会場で
急激な腰痛に襲われたのです。
俺のお通夜に遅れて来やがって!とOが
きっと、ちょっと怒ってサインを送ったんだねと
皆で言ってたのですが、さらに翌日の
葬儀にやって来た女友達は
新築の家に住んでいるのに
通夜の晩ずーっと真夜中に天井がカタカタ
鳴っていたと言うんです。
思うに、友人Oのお気に入りだった
彼女が、お通夜に他の友人たちのように
泊まり込んで居なかったので
なんで居ないんだよ!とサインを
送ったんでしょうね、きっと。
時刻も丁度丑三つ時だったと言うし。
にしても大親友だった俺にはサインを
くれないんだなぁと思いながら
東京に戻り、彼の好きだったステーキ屋
ぼんやり訪れてオーダーしたのですが
そんなにお腹も空いていなく遅食いの俺が
ペロリとスピーディーにステーキを
平らげてしまったんです!!!。
今思うと、友人Oが宿って二人分食べたのかも
しれないなぁ、なんて思うのです。